HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
スズキ レッツ(2015年モデル)の基本情報
SEPエンジンを搭載し、新たなスタンダードスクーターとして2015年に登場した「レッツ(CA4AA)」
スズキの原付一種スクーター・レッツシリーズの歴史は古く、最初に市場に登場したのは1996年。20年以上の歴史を持つ。最初の「レッツ」は2ストエンジンだったが、「レッツ4」からは4ストエンジンを搭載。「レッツ4」「レッツ5」と入れ替わるように登場したのが、「レッツ(CA4AA)」。
レッツは、レッツ4やレッツ5と同じく4ストエンジンだが、新設計されたSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンを搭載。新開発されたフューエルインジェクションシステムが採用され、WMTCモードで54.8km/リットルの低燃費を実現している。それでいて、最高出力4.1PSと、必要にして十分なパワーもある。
もちろん、エンジンだけが注目ポイントではない。通勤や通学、ちょっとした買い物などでの使い勝手も十分に考慮された装備が多数採用されている。フルフェイスヘルメット1つが収納できるシート下トランクスペース(ヘルメットの形状によっては収納できない場合あり)、1リットルのペットボトルや小物が収納できるフロントインナーラック、シート後方にはスタンドがけを容易にするスタンドグリップ、U字ロックホルダー付きのリアキャリアなどが装備されている。ガソリンタンク容量も、レッツ4に比べて0.3リットル多い4.8リットルに増量。また、車両重量も69kgと非常に軽量で、女性でも扱いやすくなっていた。
燃費が良く、使い勝手も良い。価格も標準的。言ってみれば、スクーターのスタンダードモデルというか、ベンチマークと言っても良いモデル。それが、スズキのレッツだ。
- このページはスズキ株式会社とモーターマガジン社のご協力を頂き製作しています
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