HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
スズキ レッツ5(2008年モデル)の基本情報
クラス初のハンドルポケットを採用するなど、使い勝手に優れた「レッツ5」
スズキのレッツシリーズといえば、スズキのヒットモデルであり、スズキの代表的かつ基本的なスクーター。1996年の登場時には2ストモデルだったが、2004年に発売された「レッツ4」からは4ストエンジンを搭載している。同じく4ストエンジンを搭載して2008年に登場したのが、「レッツ5」。
レッツ5は、レッツ4の後継機種ということではなく、わかりやすく言えばレッツ4をちょっと豪華にしたモデルがレッツ5。レッツ4は10万円を切る低価格スクーターとして登場したが、レッツ5は13万5450円(税込/当時の消費税率5%)。デザインを丸みのあるものとし、使い勝手が考慮された各種装備を備えたモデルとなっている。
使い勝手という視点で見ると、レッツ5は当時クラス初となるハンドルポケットを装備。上のクラスのスクーターには見られたが、メーターの下にフタのついた小物入れがあることで、ちょっとしたモノが入れられ、非常に便利。このほか、最大積載許容重量1.5kgのカバンホルダー、フルフェイスヘルメット1つが収容可能なシート下トランクスペース(ヘルメットの形状によっては収納できない場合あり)なども備える。より装備を充実させたバリエーションモデルとして、フロントインナーポケット、盗難防止アラーム、2トーンシートが採用された「レッツ5G」もラインナップされていた。
エンジンは、空冷・4ストローク・単気筒。フューエルインジェクションやO2センサーが採用され、燃費は30km/h走行時で73.0km/リットル。現在発売されている原付一種スクーターと比べてもなんら遜色のない経済性も持っている。
低価格のレッツ4も販売されていたので、使い勝手はレッツ5に軍配があがるが日常の足として割り切る人にはレッツ4、価格面ではレッツ4に及ばないが使い勝手に優れるレッツ5と、住み分けされていた。
- このページはスズキ株式会社とモーターマガジン社のご協力を頂き製作しています
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