HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
スズキ SW-1(1992年発売モデル)の歴史
DR250S(SJ41A)/1982年
4バルブSTDCCエンジンを搭載し、デュアルエキゾーストを採用したスズキ初の4ストオフロードバイク。22ps/8500rpm、2kg-m/6500rpmを発生した。フルフローターサスを採用。同じエンジンをダイヤモンドフレームに搭載したGN250Eも同時に登場した。このエンジンが後のSW-1、ボルティー、グラストラッカー、ST250のベースとなる。
SW-1/1992年
「ヒューマン・ウェア」をコンセプトとし、レトロスタイルのフルカバードボディで、金属質な部分は極力抑えられ、暖か味と人間味、親しみやすい雰囲気を醸し出している。バイクというより新感覚の移動手段といった感じだ。250ccクラスとしては高値の68万8000円は、レーサーレプリカモデルの定価をも上回り、2006年現在でも中古車相場が50万円前後となっている。
ボルティー/1994年
高性能化による価格高騰に対し、思い切った低価格で登場したモデル。DR250S、GN250E、SW-1と受け継がれたエンジンは低中速重視のトルク方に改良される。最もシンプルなタイプ1、シート、エンブレム、カラーが異なるタイプ2、キャストホイール、チューブレスタイヤ、1人乗りのタイプC、折りたたみ式キャリア、ダブルシートのタイプTがある。
グラストラッカー/2000年
車体、エンジンともにボルティーをベースとし、フラットなダブルシート、小振りなタンク、前18インチ・後17インチホイールなどを採用し、草上トラックレースイメージのシンプル&スリムなデザインとしたのがグラストラッカー。2001年にはインチアップ、ロングホイールベース化したグラストラッカー・ビッグボーイが登場した。
ST250/2004年
ボルティー用をベースに2バルブ化されたエンジンを搭載。SCEM高速メッキシリンダーを採用するなど各部を一新し、燃費や出力特性を向上させている。ベーシックバイクとしてのあり方にこだわっている点はボルティーと同様。ツートーンカラー、メッキマフラー、メッキライト、キックを装備した高品位使用のEタイプもラインナップ。
- このページはスズキ株式会社とモーターマガジン社のご協力を頂き製作しています
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