HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ XV400ビラーゴ(1987年モデル)の歴史

XV750ビラーゴ(55R)/1984年(昭和58年)

ビラーゴシリーズの兄貴分としてピックアップ。1981年のXV750スペシャル(5E5)をベースにフルモデルチェンジ。エアクリーナー、ギア比などが変更され、リアサスはモノクロスからツインショックになった。1986年にはスポークホイール仕様も加わり、タンク容量が12リットルから14リットルに、シーシーバーが装備された。この他、細かい部分に至るまで変更が加えられ、より現代風のアメリカンモデルに仕上がった。1989年モデルで販売終了。フラッグシップのXV1100ビラーゴも輸出モデルでラインアップし、1995年からは国内モデル(4PP)としても登場。

XV400ビラーゴ(2NT)/1987年(昭和62年)

1989年のスティード400(NC26)よりも一足早く登場したXV400ビラーゴ。1983年のXV400スペシャル(26M)と同様の70度Vツインエンジンながら、外観を一新。最高出力や最大トルクは同一だ。最大の特徴と言えるタンクはシート下に配置され、本来の位置にあるものはダミータンク。この影響で、XV400スペシャルのモノクロスサスから2本サスに変更され、タンクスペースを確保している。ハンドルはフラットとプルバックの2種類から選択可能。極太のリアタイヤはXV750ビラーゴと同様の140/90-15で、スポークホイールの採用もあって、よりアメリカンらしいスタイリングとなっている。

XV400ビラーゴ(2NT)/1989年(平成1年)

モデルチェンジにより、初期モデルの特徴だったダミータンクは廃止され、タンク容量は8.6リットルから13.5リットルに大型化され、航続距離を伸ばした。シート下のタンクはそのまま存在し、給油はシート前方のタンクから行えるようになった。エンジン、フレーム、足まわり等に変更はなく、フラットハンドルとプルバックハンドルの選択もそのまま継続で、フラットハンドルタイプはややハンドル位置が変更された。また、シートがダブルシートからセパレートシートに変更され、シート高は720mmと2cmアップした。後に1996年のドラッグスター400(4TR)へとバトンタッチする。
  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

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