HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ヤマハ XV250ビラーゴ(1988年モデル)の歴史
XV250ビラーゴ(3DM)/1988年(昭和63年)
1987年のXV400ビラーゴ(2NT)に続いて登場。新設計された空冷4ストOHC・Vツインエンジンは、超ロングストロークの低中速重視型で、当時の250ccクラスでクラス唯一のVツインエンジンだった。シリンダーヘッドカバー等各部にメッキパーツを多用し、リア側シリンダーのエキパイにはあえてダミーパイプを使うことで美しい曲線を生み出し、また、ダミーのエアクリーナーを装着するなど、細かいところにこだわった造りで上質さを演出している。ハンドルはフラットとプルバックの2タイプから選択でき、バフクリア仕上げのクランクケースやツートーンカラーのスペシャル仕様XV250ビラーゴSも追加された。アメリカンの入門車種同系エンジンはオンロードモデルのSRV250(4DN)やレトロ系のルネッサ(4DN)にも搭載され、ドラッグスター250(VG02J)へと受け継がれ現在に至る。
ドラッグスター250(VG02J)/2000年6月(平成12年)
マグナ250(MC29)をはじめ、イントルーダーLC250(VJ51A)やエリミネーター250V(VN250A)と250ccクラスもVツインアメリカンが出揃い、その後追いでXV250ビラーゴの後継モデルとして登場したドラッグスター250。ドラッグスターシリーズの末弟として、ティアドロップタンクやタンクオンメーター、砲弾型ライトなどを採用し、シリーズの共通のボリューム感やロー&ロングなスタイリングを実現している。ビラーゴベースの空冷60度Vツインエンジンは全面的に見直され、2次空気導入装置、スロットルポジションセンサー付きキャブ、シリーズ共通の右2本出しマフラーを採用。2008年5月登場モデルで形状変更したハンドル&レバー、ホワイト&ブラウンのメーター、新型2-1タイプマフラー、ツートーンシートを採用し、他メーカーの250ccVツインアメリカンがラインアップから消える中、2010年も継続販売されている。
- このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています
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