HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ CBR400R(1986年モデル)の歴史

CBR400R(NC23)/1986年

唯一の空冷だったCBR400F(NC17)から水冷化。エアロダイナミクスを強く意識したフルカバードデザイン、35度前傾シリンダー、カムギヤトレーンなど最先端のメカニズムを投入しての登場となった。レッドゾーンが14000rpmからという超高回転エンジンは全域に渡ってスムーズ&トルクフル。7000rpmからの立ち上がりは強力である一方、低中速域でも気難しさはない、驚くべき特性に仕上がっている。目の字断面のアルミツインチューブフレーム+プロリンクの組み合わせは、極めてニュートラルな操縦性。やや硬めのセッティングのサスも限界は高く、性能。強力な効きとコントーラブルなタッチを実現したブレーキはワンランク上のものとなっている。フルカバードカウルはデザイン+内部整流により熱風をライダーに当てない設計も見逃せず、兄貴分のCBR1000Fや後に登場するCBR750にも共通するデザインとなっている。2013年のCBR400R(NC47)と車名は同一だが、コンセプトは全く別物である。

CBR400RR(NC23)/1988年

エアロシェイプ・フルカバードのCBR400Rから、丸目2灯のCBR400RRへとレーサーレプリカ方向に進化。レーサーさながらのパワフルさを誇るエンジンはCBR400Rと同等の、吸気通路のストレート化を実現させるために35度前傾させた4バルブDOHC直列4気筒で、カムギヤトレーンと直打式のバルブ駆動によってシャープなフィーリングを実現。トルクが4.0kg-m/10000rpmにアップしている。熱問題には偏平水冷ラジエーターと、オイルフィルターカートリッジを専用の水冷オイルクーラーの上に取り付けるホンダ独自のアイデアで対処。エンジンのコンパクト化に合わせてスリム化された5角断面のアルミツインチューブフレームには、φ41mmフロントフォークと高剛性を誇るトライアームを組み合わせ、前後サスセッティングやレーサーと変わらないライディングポジションにより、ライディングフィールはまさにレーサーだ。1990年にはNC29にフルモデルチェンジ。
  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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