HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ヤマハ TRICITY155 ABS(2016年モデル)の基本情報
ヤマハのLMW第2弾。高速道路も走行可能な155ccで、行動半径がグンと広がった「TRICITY155 ABS」
ヤマハ初のLMW(リーニング・マルチ・ホイール)モデルの「TRICITY MW125」は排気量125ccの原付二種だったが、2016年に発売されたLMW第2弾となる「TRICITY155 ABS(以下、トリシティ155)」は155ccで、高速道路の走行が可能なモデル。
開発コンセプトは「もっと行動範囲を広げ、さらに所有感を満たすNew Standard City Commuter」。主な特徴は「高効率燃焼に貢献する可変バルブシステム(VVA)搭載“BLUE CORE”エンジン」「ヤマハ独自のLMW機構と新設計フレームや足元スペース面積拡大によるゆったりとした乗車ポジション」「高級感のあるLEDヘッドランプや余裕の収納スペース」「ワンタッチ操作のパーキングブレーキ」などとなっている。
最高出力15PS、最大トルク1.4kgf・m、全長・全幅・全高は1980mm・750mm・1210mmなので、高速道路を走れると言っても、高速道路を延々と走るようなロングツーリングに適しているとは言い難い。ただ、それでも、ショートツーリングや日帰りツーリングであれば、十分に楽しめる性能は持つ。シート下の収納スペースは約23.5リットルの容量があり、それなりの荷物が入る。ボックス内にはLED照明もあるので、周囲が暗くなっても荷物の中から何かを探すのも容易だ。
行動半径がグンと広がったトリシティ155で足を伸ばし、ワインディングでLMWの走りを楽しむのも良し、タンデムでのんびりツーリングを楽しむのも良し。もちろん、近距離移動の足、街のコミューターとして乗るのも良し。そう、155ccとなることで広がったのは、行動半径だけじゃなく、バイクライフの楽しみそのもの。トリシティ155をどう楽しむのかは、アナタしだいだ。
- このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています
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