HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ヤマハ NMAX155 ABS(2017)の基本情報
NMAX125のボディに155ccのブルーコアエンジンを搭載「NMAX155 ABS」
ヤマハの155ccスクーターには、2014年に登場した「マジェスティS」があるが、よりコンパクトなボディで2017年に登場したのが「NMAX155」。2モデルの最も大きな違いは、心臓部であるエンジン。NMAX155は、走りの楽しさと燃費・環境性能を両立させる、優れた放熱性と軽量化に貢献するDiASilシリンダーや高効率燃焼を促進する可変バルブシステムVVAが採用された155ccの『BLUE CORE(ブルーコア)』エンジンを搭載。燃費消費率はマジェスティS(2018年モデル)のWMTCモードが1リットルあたり37.5kmなのに対し、NMAX155(2017年モデル)が同41.7km。その差は4.2km。それぞれ燃料タンクの容量で単純計算するとマジェスティSが277・5km、NMAX155は275.22km。マジェスティSよりもNMAX155の燃料タンク容量のほうが小さいので、1回の満タンで走れる距離ではマジェスティSに軍配が上がる。
ボディサイズは、マジェスティSも155ccなので軽二輪としてはコンパクトだったが、NMAX155はさらにコンパクト。全長1955mmと、マジェスティSより75mmも短い。シート高も765mmと、同じく30mm低い。1クラス下のサイズ感だ。それもそのはず、NMAX(125cc)とNMAX155は、積んでいるエンジンが125ccか155ccかの違い。わかりやすく言えば、125ccスクーターのボディに155ccエンジンを積んだのが、NMAX155。軽二輪スクーターは大きいと感じている人でも、NMAX155なら馴染みやすいだろう。しかし、だからといって、窮屈な作りにはなっていない。足を伸ばした乗車姿勢でもゆとりのあるフットスペースが確保され、シート下のトランクスペースも約24リットルの容量がある。
125ccのサイズ感でありながら、高速道路にも乗れる。原付二種と軽二輪の良いとこ取りをしたスクーター、それがNMAX155だと言えよう。
- このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています
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