HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ヤマハ アクシスZ(SED7J)(2017)の基本情報
ユーザーの声に応えた、欲張り原付二種「アクシスZ LTS125」
原付二種と言えば、原付一種の二段階右折や制限速度30km/hから解放され、通勤や通学の足として重宝されるクラス。それだけに、ユーザーからは、より一層の実用性や維持費削減を望む声が出ており、その声に応えるモデルとして開発されたのが、2017年に登場した「アクシスZ LTS125(以下、アクシスZ)」。
搭載されるのは、『BLUE CORE(ブルーコア)』エンジン。この、ブルーコアとは、高効率燃焼・高い冷却性・ロス低減に焦点を当て、走りの楽しさと燃費・環境性能を高い次元で具現化するエンジン設計思想のこと。アクシスZに搭載されている、空冷・4ストローク・単気筒・124ccのブルーコアエンジンは、最高出力8.2PS/6500rpm、最大トルク9.7N・m/5000rpmを発揮。
アクシスZはブルーコアエンジンを搭載するだけあり、「ヤマハ125ccスクーターでトップの燃費性能(WMTCモード[クラス1・1名乗車時]=54.6km/リットル)」なのはもちろんのこと、「扱いやすい軽量ボディ(車両重量100kg)」「大容量シート下収納(ジェット型ヘルメット2個収納可能)」などの特徴を持つ。これらを、シャープでモダンなスタイルに詰め込んだだけではない。大きな魅力の一つとなっていたのは、その価格。発売当時、税込価格で24万3000円。同年発売された同じくヤマハの125ccスクーター「シグナスX XC125 SR」が税込31万8600円。その差、実に7万5600円。キビキビ走って、環境にも優しく、経済的で、使い勝手も良い。アレもコレもと欲張りな原付二種スクーター、それがアクシスZだ。
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