HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ヤマハ TRICITY125/ABS(SEC1J)(2018)の基本情報
2018年のモデルチェンジでブルーコアエンジンを搭載
2014年、日本市場に登場した前輪2輪・後輪1輪のLMW(リーニング・マルチ・ホイール)モデル「TRICITY MW125(SE82J・以下、トリシティ)」。そのデザインと機構の先進性で、瞬く間にヤマハを代表する人気モデルの一つとなった。4年後の2018年、各部に変更を受けた「TRICITY125/ABS(SEC1J)」が登場した。
大きな変更点は、エンジンが“BLUE CORE”(ブルーコア)エンジンとなったこと。吸排気バルブが4バルブ化されるとともにVVA(可変バルブ機構)も搭載され、優れた燃焼効率を実現。燃費消費率は、従来モデルが35.8km/リットル(60km/h)だったのに対し、新しいトリシティは46.2km/リットル(60km/h)と大幅に向上。最高出力は12PS/7500rpm、最大トルクは1.2kgf・mと、ともに従来モデルよりアップしている。また、新エンジンはラジエターやウォーターポンプなどのレイアウトを見直すことでコンパクト化が図られており、新設計されたフレームとのマッチングにより、足元スペースも拡大されている。
このほか、リアタイヤサイズが110mm幅から130mm幅へと太くなり、グリップ感が向上。シート高が780mmから765mmへと15mm低くなり、足つき性も向上。ヘッドランプもロービーム3灯・ハイビーム2灯のLEDへ変更。12V・DCジャック付き小物入れ、23.5リットルの大容量でLED照明も備えたシート下トランク。ヘルメットホルダーは2個装備。新デザインのグラブバーやタンデムフットレストなど、街乗りを主体とするシティコミューターとしての使い勝手も見直されている。
トリシティ125には型式が複数あり、エンジンや装備などが違ってくるので、自分の欲しいモデルはどのタイプなのか、購入前に要チェック。
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現在掲載中のヤマハ TRICITY125/ABS(SEC1J)
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