HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ヤマハ シグナスX(2007年モデル)の歴史
シグナスX FI(SE44J)/2007年10月(平成19年10月)
めっきシリンダーの空冷4バルブエンジンや前後12インチホイールはそのままに、燃料供給をFI化したのが大きな変更点。駆動系見直しによる低中速域のパワー向上、ポジション一体ヘッドライトを含めた外装デザイン変更、シートの厚み改良、新作メーター、500mlペットボトルが3本収納可能なインナーポケットを採用。シート下収納部にも、形状によってはフルフェイスとハー
フ型のヘルメットを同時収納できる。12月には、3段階イニシャル調整機構付きのリアサス&レッドのスプリング、レッドの強制空冷ファン、レッドのフロントブレーキキャリパー、専用カラーリング&グラフィック採用などでスポーティーさを強調した「SR」も発売。エンジンや車体の構成はスタンダードと共通。台湾5期でO2センサーが装備されことをはじめ、台湾仕様はスイッチ、メーター等の細かい点が異なる。2013年2月にモデルチェンジしスタイリングや装備を一新した。型式はSE44Jで変わらず。
アクシストリート(SE53J)/2009年8月(平成21年8月)
グランドアクシス100(SB06J)からネーミングを受け継ぎ登場。シグナスXと同じ125ccながらベーシックな2バルブエンジンを採用。価格は約10万円抑えられた。ただし、燃料供給はFIを採用し、前後ホイールとも10インチで、フロントディスクブレーキ、シート下トランクの解錠もできるシャッター付きメインキーシリンダー、フルフェイスも収納可能な22リットル容量のシート下トランク、コンビニフック、500mlペットボトルを2本収納できるインナーポケット、グラブバー(ハンドルスタンディング)と一体化したリアキャリアと、リーズナブルだが装備は充実している。メーターはアナログ表示の速度計と燃料計の組み合わせで、シンプルで視認性に優れる。乗車時のゆとりとコンパクトさの両立を目指した車体設計で、通勤・通学で使用するユーザー向けの原付二種コミューターとなっている。2014年現在もシグナスX(SE44J)と共に現行モデル。
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