HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ヤマハ シグナス125SV(2001年モデル)の歴史

シグナス125(50V)/1983年(昭和58年)

シグナス125シリーズのスタートはシグナス125(50V)からとなる。先に登場していたシグナス180とは単なるエンジンの載せ換え兄弟車ではなく、車体は別物。リアにはフットブレーキ、タンデム走行を考慮したグラブバーを装備した。スクエアなデザインで長年に渡りラインアップすることになり、1995年に台湾ヤマハ生産の4KP型へモデルチェンジ。1996年にはディスクブレーキの4TG型「D」を追加する。1998年には4KP型と同様の台湾ヤマハ生産のSE01J型「Si」が登場し、「D」と並行販売され、後に「SV」へと受け継がれる。

シグナス125SV(SE07J)/2001年(平成13年)

シグナス125D(4TG)、シグナス125Si(SE01J)の後継モデルとして登場。外観デザインは、ハンドル部にヘッドライトがあるSiを踏襲したものとなっている。4ストエンジンは酸化触媒や2次空気導入機構の採用で排ガス規制に適合させた。Siではドラムだったフロントブレーキはディスク化され、ハザードランプやマルチリフレクタータイプのウインカー、メインキー操作でシート下の収納スペースが開く機能はSiから継続された。タンデムを想定し、ヘルメットホルダーは左右2ヶ所にある。ここまでは実用的なイメージが強いが、次モデルのシグナスXではスポーツ性、カスタム性が好評となる。

シグナスX(SE12J)/2003年(平成15年)

「タフネス・コンフォート・コミューター」を開発コンセプトにヤマハモーター台湾(YMT)が製造。新設計の4バルブヘッド&メッキシリンダーを採用したエンジン、フロント110/70-12・リア120/70-12サイズのタイヤ、テレスコピックフォーク、アルミスイングアーム、ツインショックで高い乗り心地と走行性を実現した。給油口は操作性を配慮しフロントに配置。シート下スペースもフルフェイス+ハーフヘルメットが入る容量を持つなど、スクーターに求められる各要素を盛り込んだ。スポーツイメージの「SR」も加わり、2007年のSE44J型でインジェクション化される。
  • このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています

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