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    2019.06.19 / Vol.70

    都道府県別ツーリングガイド「山陰編SANIN(鳥取県・島根県)」

CREDIT

藤原かんいちの体験的 都道府県別ツーリングガイド
Vol.22 山陰SANIN(鳥取県・島根県)

30年以上日本全国をバイクで旅してきた藤原かんいちが、自らが撮影した写真と共に紹介する、独断と偏見で選ぶ都道府県別のおすすめツーリングスポット。まだ5月だというのに連日30度越え、夏のような暑さ。青空を見上げているとバイクでどこか遠くへ出かけたくなりますよね(遠い目...)。さて体験的ツーリングガイドも、残る都道府県は9県となりました。

今回は山陰地方の鳥取県と島根県。世間の認知度は低めのようですが、隠れスポットから超有名なスポットまでツーリング先としてはバラエティに富んでいます。首都圏からは距離があるのでなかなか行けませんが、近畿や四国、九州など西日本の人は比較的アプローチがしやすいので、ぜひ一度訪ねてください。最高の思い出になること間違いなしですよー!

01.鳥取砂丘

鳥取砂丘の上からの景色
鳥取県へ来たら必ず行ってほしい鳥取砂丘

「鳥取県の名所は?」と聞かれて最初に出てくるのが「鳥取砂丘」。日本海に沿って広がる海岸砂丘で、南北2.4km、東西16kmの広さを誇る。観光可能な砂丘としては日本一の規模。とにかく広大。駐車場にバイクを止めて階段を上ると、息をのむような雄大な景色が目に飛び込んでくる。できれば砂丘の上まで歩いてみよう

02.倉吉

伝統的な町屋、商家と白壁土壁が並ぶ
鳥取で古い町並みの景色を楽しむなら倉吉がおすすめ

鳥取県の中部にある倉吉市は見どころの多い町だ。メインスポットは伝統的な町屋、商家と白壁土壁が並ぶ打吹玉川地区。江戸や明治など様々な時代が混在、美しい景観を眺めながらノスタルジックな町歩きを楽しもう。さらに時間がある人は「関金温泉」「旧国鉄倉吉線廃線跡」トレッキングも面白い

03.東郷池

東郷池とリトルカブ
東郷池を眺めながらカフェでのんびり過ごしたい

山陰八景のひとつである「東郷池」は周囲約10kmの汽水湖。鳥四つ手網を使った漁や、夕日が美しいことで知られる。鉢伏山から見ると鶴が羽を広げている形に見えることから「鶴の湖」と呼ばれている。東郷池の池岸や池底から温泉が沸出、池畔には「東郷温泉」「はわい温泉」などがある

04.米子から望む大山

米子方面から見た鳥取の大山
大山の周辺はツーリングルートの宝庫

中国地方の最高峰が鳥取の大山(標高1709m)。その美しさから日本の名峰ランキングでは3位に選ばれている。西側の米子方面から見ると富士山のように見えるため「伯耆(ほうき)富士」と呼ばれている。方向によって変わる山の表情、新緑の時期や紅葉の美しさは格別、ぜひバイクと一緒に絶景を楽しもう

05.道の駅大栄

名探偵コナンの銅像
名探偵コナンの聖地「道の駅大栄」へ行ってみよう

国道9号沿いにある「道の駅大栄」には名探偵コナンの像が立っている。ここ鳥取県北栄町は漫画家・青山剛昌氏の出身地。まさに名探偵コナンの聖地で、周辺には「コナン通り」「コナンの家」「コナン大橋」「コナン駅」...とコナン名のオンパレード。マンホールの蓋もコナンなのでぜひ直接確認しよう

06.道の駅神話の里白うさぎ

道の駅神話の里白うさぎ
うさぎが名誉駅長になっている「道の駅神話の里白うさぎ」

日本海沿いの国道9号にあるもうひとつ「道の駅神話の里白うさぎ」にもぜひ立ち寄ってほしい。ここには白うさぎの神話の舞台白兎海岸、白兎を祀った白兎神社がある。また、もさエビやイカスミ、砂丘ラッキョウなど地元鳥取の味を凝縮した新名物「もさバーガー」は是非食べたい一品。有名な「すなば珈琲」もある

07.国道488号

国道とは思えない道が続く
酷道好きにはたまらない激狭な道が続く「国道488号」

島根県の南部を走る国道488号はツーリングライダーの間で「中国地方最後の酷道」と呼ばれている。一部の山道は車2台がすれ違えないくらい狭く「これが国道なの!?」と思わず叫んでしまった。すれ違う車も皆無。しかし、そんな道だからこそ、自然をたっぷり感じることができる

08.松江

城下町の景観が残る松江
江戸時代の城下町の景観が残る松江の町を散策

松江は城下町として有名。松江城や堀川めぐりの観光船など静かな風情ある町で、何気ない路地に思わぬ発見が隠れていることもある。バイクで路地を走り回るのもいいが、できればバイクを置いて歩いてみたい。ヘルメット取らなければ見えない風景、歩かなければ聞こえない音を感じてみよう

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