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    2019.07.15 / Vol.71

    都道府県別ツーリングガイド「三重県MIE」

CREDIT

藤原かんいちの体験的 都道府県別ツーリングガイド
Vol.23 三重県MIE

  30年以上日本全国をバイクで旅してきた藤原かんいちが、自らが撮影した写真と共に紹介する、独断と偏見で選ぶ都道府県別のおすすめツーリングスポット。
ツーリングシーズンに入りましたが、みなさんバイクで出かけていますか? ただ、梅雨なので、天気が気になります。週末は何とか晴れてほしいなぁ

さて今回、ご紹介するのは三重県。ところでみなさん、三重県は何地方(何エリア)になるのかご存知ですか? 関西? 近畿? 中部? 東海? 調べてみると所説ある、いろんなエリアに属している、特別な県なのです。それだけに見どころ、絶景、グルメ、魅力的な道もたくさんあります。そう、まさにツーリング天国。「次の週末は、バイクで三重県へ行こう!」

01.伊勢神宮

「お伊勢さん」「大神宮さん」など名で親しまれている伊勢神宮は、内宮は約2000年、外宮は約1500年の歴史を持つ特別な場所。日本屈指のパワースポットでもあるので、日本人ならば一生に一度は訪れてみたい。ちなみに参拝の順序は、外宮から内宮へ回るのが、古来からの習わしとされている。

02.二見興玉神社

伊勢神宮からバイクで20分ぐらいのところにある二見が浦。古来は伊勢神宮を参拝する人は先に二見興玉神社で身を清めていから向かったという。ここには水をかけると願いが叶うといわれる満願蛙があり、境内にはいろんな場所に蛙の像が置かれている。また大小二つの岩を注連縄で結ばれた夫婦岩も有名。

03.英虞湾

国道167号で鳥羽から志摩方面へ向かうと最後は真珠養殖の一大産地でもある英虞湾に突き当たる。伊勢志摩サミットの会場となった賢島をはじめ無数の島々が浮かぶ英虞湾、複雑なリアス式海岸は美しく伊勢志摩国立公園の一部になっている。また英虞湾一周、大小60余の島々をめぐる遊覧船などもある。

04.七里御浜海岸

七里御浜海岸は、熊野市から紀宝町の熊野川河口まで約22㎞に渡って続く日本一長い砂礫海岸だ。熊野灘で磨かれた小石が敷き詰められた美しい海岸で「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている。「日本の渚百選」「21世紀に残したい自然百選」にも選ばれている美しい海岸、ぜひバイクを止めて、海岸で一休みしよう。

05.国道260号

三重のおすすめツーリングルートのひとつが、志摩市の鵜方から海に沿って紀伊長島まで伸びる国道260号だ。繰り返されるアップダウン、変化のある海岸線が続く、トンネルを抜ける度に新しい景色に出会えるので、走っているだけでワクワクする。時折現れる小さな入江、漁港、険しく切り立つ断崖、雄大な熊野灘など...飽きることがない。

06.国道311号

気持ちいいカーブの連続、海の絶景が楽しめる、三重県屈指の海岸ルートが国道311号。尾鷲から熊野まで約40㎞、並行するように内陸部を国道42号が走っているが、走りを楽しむなら国道311号を選ぼう。原生林の大自然を感じ、青く広い海を眺めながら、のんびりバイクを走らせよう。

07.国道368号

三重県はほのぼのとしたローカル道が豊富に揃っている。伊賀上野から宇陀、曽爾、松坂市などを繋げて東西に延びる山間道路、国道368号はおすすめだ。道幅は広い2車線もあれば、1.5車線分の狭い道もある、トンネルにカーブと変化に富んでいて、バイクを楽しむのには最高。交通量が少ないのも嬉しい。

08.赤目四十八滝

三重県名張市にある赤目四十八滝は、太古の火山活動によってつくられた岩壁や渓谷、滝が続く。"伊賀流忍者"が修行した場所として伝えられている。深い森の遊歩道に沿って清らかな川が流れていて、たくさんの滝を楽しむことができる。入山口の手前には湧水「じゃんじゃん水」があり、水を飲むと心を清め幸せを呼ぶと伝えられる。

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